今後の不動産市場の動向について、鏈家地産市場研究部の陳雪氏によると、3月の前期比価格下降都市が減少している一方、住宅価格が上昇した都市は増加している。つまり、2011年第4四半期から始まった値下げラッシュは既に落ち着きを見せ、価格下降速度は緩やかになっていると見られる。二回目の住宅価格の全面低下期が訪れるのは下半期になるだろう。
北京中原地産(不動産)研究部のチーフマネジャー張大偉氏は、現在不動産市場抑制政策は依然厳しく、全面的な上昇に転じる条件は揃っておらず、不動産価格は依然、下降傾向を進むだろうと指摘する。一方で、一級都市の不動産価格が暴落する可能性は小さく、基本的には緩やかな低下傾向となると見られると話す。
「中国証券報」より 2012年4月19日