2010年現在、アジアの有機農業面積は約280万ヘクタールとなり、前年比60万ヘクタール減で、世界全体の7%を占めるにとどまった。面積に関しては、中国が140万ヘクタールでアジア第1位となり、インドが続いた。
世界の有機製品の売上高の96%が北米・欧州に集中している。アジアの有機製品に対する需要も、主に日本や韓国などの先進国に集中している。IFOAMアジア首席代表の周沢江氏は開幕式で、「中国は有機農業用地でアジア第1位につけているが、実際の売上高が世界全体に占める比率は依然として低い」と指摘した。