財政分野における調整も既に展開され、財政支出に表れている効果も往年より大きい。専門家は「2008~11年のデータを見ると、財政支出額は第1四半期には普遍的に低く、過去4年間の第1四半期の財政支出の平均は1兆3674億4000万元だった。しかし、2012年第1四半期は2兆4118億500万元と前年同期比33.6%増となった。特に3月は1兆193億9000万元に達し、往年に比べて多いのは明らかである。財政支出が拡大することは、国の重要建設中事業の資金需要を確保することにプラスとなる」と指摘した。
また、積極的な財政政策の最も肝心な部分である構造的減税政策の推進もスピードを上げている。国家税務総局の肖捷局長は先日、「上海で営業税の徴収を増値税(付加価値税)の徴収へと切り替える試験的改革を正式に開始すると同時に、北京でも試行の準備を積極的に進めている」と発表した。
「中国証券報」より 2012年4月20日