オランダのING銀行のシニアエコノミストのティム・コンドン氏は、19日に上海で取材に応える中で、「人民元レートの変動幅拡大は、貿易決済における支払いフローの再バランスの調整にプラスであり、ひいては人民元の投機的ニーズが実際のニーズに転換することを促進し、人民元の国際化に向けてしっかりとした基礎をうち立てることになる」と述べた。「国際金融報」が伝えた。
コンドン氏は過去数年間の人民元の国際化プロセスをふりかえって、次のように述べた。通貨投機は人民元の国境を越えた貿易決済を最初の段階で急速に発展させた。具体的な動きとしては、人民元上昇への期待が高まり、オフショア市場でプレミアムが増大した際、人民元建て貿易決済を利用する輸入業者の割合が大幅に増加したことが挙げられる。