ホンダと合資関係にある中国の会社に所属する張暁雷さん(仮名)は取材に対し、昨年は「非常に厳しい」一年だったと言う。張さんは、昨年前半4か月の業績は予定通りに良好を維持していたが、産業チェーン中断の影響で、5月~7月にかけて不振に陥ったと語る。「我々の産業チェーンでは20~30万人が働いている。部品が来たときに製造し、そうでないときは休む。そんな感じでしのいできた」と言う。
しかし日本の自動車業界は今年に入って復活しつつある。最新データによると、今年3月の中国新車販売量は前年比78.2%増の49.8万台。昨年3月の27.93万台を大幅に上回っている。日本メーカーの自動車販売量は、7か月連続して前年を上回っている。
活路:生産拠点を移し、中国市場に的を絞る