鄭氏によると、まず、中国は農産物の輸入大国であり、その輸入格差の「赤字」もしだいに拡大傾向にある。中国は自国で生産した農産物は自国消費でも不足しているので、大量に日本や韓国の市場に流入することはありえないと話す。しかも万一そうした状況が発生すれば、中国政府は必ず自動的に措置を採り制限するだろう。だからこのような余分な心配は必要ないと指摘した。
一方、中国の農産物は、日韓の一時的な緊急時の食糧不足という状況には対応できる。例えば、昨年、韓国は白菜の収穫不良が発生し、キムチの生産、供給が不足してしまった。また、福島の原発事故が農産物の供給に影響したとき、中国産の食糧でその供給不足を補うことができた。日本と韓国の国民はこの問題に対してもっと理性的な姿勢をとるように願っていると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月25日