日中産官学交流機構理事長・福川伸次氏
第2回中日韓自由貿易区の民間ハイレベルフォーラムが24日、北京で行われ、中国、日本、韓国から参加した50人あまりの学者と役人、民間シンクタンクの専門家が「中日韓FTA」構想における「市場開放と産業提携」について討論した。
3国の代表は、自由貿易区の交渉は3国の共通利益に合致し、交渉を早期実施すべきとの認識で一致した。
中国網の記者は、中日韓FTAについて専門家に話を聞いた。
福川伸次:切迫性から日中韓FTAはTPPより優先すべき
日中韓FTAとTPPの関係が云々される中、日中産官学交流機構理事長・福川伸次氏は、両者はともに地域間の経済融合と成長を促すものであるから、矛盾していない。同時に進めることも可能だが、個人的には、時間的な切迫性からいえば日中韓FTAはTPPより優先すべきだと発言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月25日