中国国家外為管理局の管涛国際収支司長は29日、2011年の中国の対外投資収益が1280億ドルに達し、その大部分が外貨準備の運営収益であることを明らかにした。
国際投資ポジションを見ると昨年の対外純資産は1兆7700億ドルで純債権国の地位を維持したが、国際収支統計上の投資収益はマイナス268億ドルだった。
管氏は実際には中国の対外投資は毎年収益を得ていると指摘。2004年から20011年までに対外資産は年平均26%増加、対外投資収益は年平均32%増加したことを明らかにした。
2011年の国際収支統計と国際投資ポジションを見ると対外純資産の増加額は経常黒字より小さいが、これは対外純資産の減少を意味するものではないと管氏は指摘した。
「人民網日本語版」2012年4月30日