「われわれのこのコミュニティの外来診察治療所をご覧になって下さい、この外来診察治療所は家に近く、薬品の値段が安く、サービスもすばらしく、ふだん一般の病気はすべてここに来て診察してもらうことができ、5、6分間歩くだけでよいのです。」と、周村永安街大通りのコミュニティ衛生サービスセンターに薬をもらいに来る永盛団地住民の孫慧さんは喜んで語った。
孫慧さんが喜んでいるのは、周村区がコミュニティ住民のために心をこめてつくった「15分間生活圏」によるものである。いわゆる「15分間生活圏」は、住民団地を円心とし、歩行15分間の道のりを半径とする地区内に医療、フィットネス、文化などの施設あるいは場所を設け、住民がこの地区内でも医師に診察してもらい、フィットネス、娯楽・レジャー、図書の借り出しなどのサービスを享受できるからである。現在、周村区の15分間医療・衛生サービス圏、15分間フィットネス圏の建設はすでに完成し、市街区を100%カバーし、15分間文化サービス圏もすでに一応作り上げられた。「3つの圏」が入り組んで融合し合い、それぞれが互いに結びついており、住民にとって便利な15分間生活圏が目に見える形でできあがっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月2日