国家統計局サービス業調査センター、中国物流・購買連合会が5月1日に共同で発表したデータによると、4月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)は、3月より0.2ポイント上昇し、53.3%となった。2日付中国証券報が伝えた。
2011年12月以来、製造業PMIは既に5カ月連続で上昇に転じているものの、4月のPMIは同月の過去の平均値より2.7ポイント低いものとなっている。
企業規模別に見ると、4月、大・中企業のPMIは前期比0.3ポイント上昇の53.7%で、PMIの主な押し上げ要因である。小企業は前月を1.8ポイント下回る49.1%となり、ここ4カ月で初めて50%を下回った。
項目別に見ると、生産指数は3月より2.0ポイント高い57.2%に達し、2011年1月以来の最高水準となった。一方で、新規受注指数は3月を0.6ポイント下回る54.5%となり、中でも石油加工・コークス製造業、自動車製造業、紡績業、化学繊維・ゴム・プラスチック製品製造業などの業種で、需要低下傾向が鮮明になった。