中国証券報記者が5月1日に得た情報によると、4月25日現在、中国工商銀行・中国農業銀行・中国銀行・中国建設銀行の中国四大国有銀行の4月の新規貸付額は1017億元に止まり、貸付放出のペースは3月に比べ明らかに減速し、それと同時に、銀行の預金も一斉に流出している。データによると、4月前半の2週間、四大銀行の人民元建て預金の流出額は1兆元を超えた。2日付中国証券報が伝えた。
アナリストによると、4月の預金増加額が少ないため、貸付放出も高い数値を保つのは難しい。四大銀行の貸付データから推測すると、4月の中国金融機関全体の貸付規模が前月比で著しく減少するのは既に決定的である。市場関係者によると、4月の新規貸付額は7000億元前後になると見込まれ、前月比で30%近くの減少となる。貸付伸び率の低下は融資需要の不足を反映している。これを受け、中国政府による緩和政策の実施が加速化する可能性があるという。