中国上場企業の2011年年次報告書と2012年第1四半期報告書の発表が5月2日で終わり、上場企業の業績低下傾向に好転の兆しが見られている。2日付中国証券報が伝えた。
四半期報告書を発表した上場企業2401社の第1四半期の売上高は、合計5兆5647億9000万元に達し、前年同期比8.85%増となった。同期の上場企業の株主に帰属する純利益は4943億6800万元で前年同期比0.12%減だったが、前期比で18.13%の大幅増となり、株式収益は一株あたり(加重平均)0.135元となった。
新規上場の人民網を含めた2403社の上場企業の2011年売上高は合計22兆5061億元で、前年比20.58%増となった。同期の上場企業の株主に帰属する純利益は1兆9354億元で同11.58%増、伸び率は前年度を大きく下回った。株式収益は一株あたり(加重平均)0.534元だった。上場企業の2011年の純利益伸び率は明らかに売上高の伸び率を下回った。2010年、上場企業全体の純利益伸び率は37.34%に達した。