ビジネス誌「ブルームバーグ・マーケッツ・マガジン」がこのほど発表した第2回「世界最強銀行ランキング」で、中国銀行の香港関連会社である中銀香港持ち株有限公司が昨年発表された前回ランキングの10位から今回は2位に急上昇した。今回はアジアの銀行6行がトップ20入りしてアジア経済体各国の力強い経済成長ぶりを反映した一方、米国系銀行は3行がトップ20入りするにとどまった。ブルームバーグ社のサイトが3日に伝えた。
シンガポール紙「ザ・ストレイツタイムズ」のサイトが同日伝えたところによると、今回のランキングではシンガポールの華僑銀行(オーバーシーズ・チャイニーズ銀行、OCBC)が2年連続でトップに立った。OCBCの銭乃驥最高経営責任者(CEO)によると、同行の強みは日頃から研修を重ねている信用管理の実践と強健なリスク管理の能力にあるという。
今回のランキングでは総資産1千億ドル以上の銀行78行が評価の対象となり、▽不良債権比率▽預貸率▽費用便益率▽中核的自己資本比率(中核的自己資本(一級資本)のリスクアセットにタイする比率)など、5つの基準を総合的に考慮して作成された。昨年度に欠損を出した銀行と政府のストレステストに不合格だった銀行は、評価の対象にならなかった。
「人民網日本語版」2012年5月4日