1軒目の住宅購入にかかるローン金利の引き下げ、公共積立金の預貸率の引き上げ等、相次ぐ有利な政策発表を受けて一般住宅市場が刺激を受けており、低迷していた北京高級住宅市場にも活気がもたらされた。高級住宅の購入者の若年化が、より顕著な傾向となっている。北京商報が伝えた。
3月の不動産市場の景気回復に伴い、高級住宅市場にも活気がもたらされた。麗?行市場研究センターのデータによると、4月の高級住宅の成約件数は小幅増となり、4月全体の成約件数が約180軒(3月と同水準)に達する見通しだ。
3月より、北京高級住宅の購入者の若年化が顕著になっている。「住宅を見学に訪れるのは40-50歳の中年がほとんどだが、最終的に契約を結ぶのは80後(80年代生まれの若者)が多い」
3月より、高級住宅市場の購入者が若年化に向かっている。購入者の70%以上が80年代生まれの若者となっており、顧客層に大きな変化が見られる。
麗?行市場研究センターの鄭海燕氏は、「これまで高級住宅の購入者は40-50歳が中心であったが、社会の富が高齢者から若者に移り、高所得者の若年化が見られる。また住宅購入制限策の影響を受け、成年に達した子女の名義で不動産を購入する人もいる」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年5月6日