国内最北端の鉄道である古洛鉄道は、1期工事の古蓮-月牙湖区間がこのほど営業運転をスタートした。
古洛鉄道は黒竜江省が第11次五カ年計画(2006-10年、十一五)期間に行った重点建設プロジェクトの一つ。線路は嫩林線終点の漠河県の古蓮駅から、ロシアとの国境を流れる黒竜江方面へ延び、総延長は85キロメートル、単線で国の鉄道2級の基準に基づいている。プロジェクト建設は2つの時期に分けて行われ、1期工事の区間は古蓮から月牙湖まで、2期工事の区間は月牙湖から洛古河まで。鉄道部と黒竜江省の共同出資によってプロジェクトは進められた。
2009年6月、一期工事の全長33.815キロメートルの建設が始まり、11年12月31日に正式に開通した。この路線が営業運転をスタートしたことにより、月牙湖駅が漠河駅に代わって中国最北端の鉄道駅になった。
月牙湖駅は石炭輸送を主に取り扱う駅で、積貨車については整列して出入するという戦略的積貨位置に基づく管理が行われている。
「人民網日本語版」2012年5月6日