中日韓財務相・中央銀行総裁会議が5月3日、フィリピンの首都マニラで開かれ、3カ国が相互に国債を持ち合って経済協力を強化することで合意した。共同通信社が同日伝えた。
日本からは安住淳財務相と白川方明日本銀行総裁が会議に出席。安住財務相はウォン建ての韓国国債を購入する方針を示した。
日本は3月に人民元建ての中国国債を購入することで中国と合意に達しており、今回の韓国国債の購入はそれに続く動きとなる。また、中国と韓国も日本国債を保有している。
会議では、各国の経済情勢についての意見交換も行われた。安住財務相は会議後の記者会見で、「アジア経済が世界で最も安定し成長しているということで認識が一致した。世界経済を引っ張るため、3カ国は協力を深めることを決めた」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月4日