コカ・コーラ(グレーターチャイナ及び韓国)のデイビッド・ブルックス社長は4日午後、「塩素誤混入事件」について消費者に謝罪した。該当製品については2日から返品・交換の受け付けを開始したほか、すでに山西省当局の指示に従って対策を完了し、責任者を処分したという。人民日報が伝えた。
責任者によると2月3日にコカ・コーラ(山西)飲料公司で節水事業関連でパイプの改造を行った際、従業員の操作ミスにより、微量の残留塩素を含む水が混入してしまったのが原因。山西省当局は4月19日に調査チームを設置し、同社に派遣したが、一部の従業員が自らの責任を逃れようと、メールを削除して調査を妨害した。この従業員はすでに停職にし、今後さらに厳しく処分する予定だ。同社の前社長もすでに辞任。重要なポスト複数の調整も行われた。
ブルックス氏によると、同社が2月4-8日に生産した9ロットの飲料の安全性は権威ある検査機関によって確認されているが、消費者の懸念に配慮して2日から返品・交換に応じることを決定した。
「人民網日本語版」2012年5月6日