しかし海外メーカーが低価格商品を開発し販売を始めると、一転して国産ブランドは苦戦を強いられるようになった。高くない品質、核心となる技術の不足、マーケティングの拙さになどから、中国国内市場において国産ブランド携帯は撤退の危機に陥っている。かつて一世を風靡したブランドもすでに消えてしまった。
中国自主ブランド車がより力をつけるため、彼らは白物家電業界に学ぶべきかもしれない。何年もかけて品質的基礎を固め、技術力を付け、ブランドイメージを上げたことにより競争力を高めた国産ブランドが、市場で確固とした地位を占めるようになった。消費者に認められ、海外ブランドと比較しうるものになったと同時に、海外市場においても存在感を高めている。真の意味で「売れるブランド」を作り上げたのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月9日