中国政府で情報通信分野を所管する「工業情報化部」は7日、高級設備製造業に関する第12次五カ年発展計画(2011-15年)を発表した。2015年までの目標として、高級設備製造による売上高を製造業全体の15%に当たる6兆元(約76兆円)以上、工業付加価値率を28%に引き上げ、世界シェアの大幅拡大を図る方針を示した。中国国営の新華社通信が伝えた。
中国は2015までに、高級設備製造分野で産業・大学・研究所・企業が連携して技術革新を推進する仕組みを初歩的に構築し、中堅企業の売上高を研究開発費全体の5%以上に引き上げることで、知的財産権を持つ高級設備製品や有名ブランド、国際的視野を持った科学技術リーダーを育てる計画。