上海金融業連合会は5月10日、2011年上海金融景気指数を発表した。同指数は、上海市の金融業が全般的に安定した成長を保っていることを示しており、中でも金融イノベーションと金融のグローバル化での改善が注目ポイントとなっている。11日付中国証券報が伝えた。
上海金融業全体の発展状況を反映する上海金融業全体発展度指数は、2011年に2570に達し、2010年より324ポイント成長し、伸び幅は14.4%。2006年からの5年間の年平均成長率は21%で、同期の上海域内総生産(GDP)の年平均成長率(13%)を上回った。
金融イノベーションと金融グローバル化に関する発展度サブ指数はそれぞれ4892と2254で、成長率がいずれも2010年及び2011年上半期を上回り、指数全体を押し上げた。