中国経済の成長率はここ3年の最低レベルにまで落ち込んだ。ここ数カ月、中国政府は加熱する不動産市場を沈静化させる措置を講じ、すでに消費者・産業のニーズに影響を与えている。しかし、「ニューヨーク・タイムズ」は「ほとんどの企業上層部は依然として中国の長期成長に対し楽観的な態度を示しており、これは中国経済の飛躍の過程における一度の波に過ぎないと見ている」と報じた。
「商報」は、「中国は西側諸国が失敗したことでも、容易くやってのけることがある。例えば本国経済の調整だ。西側諸国は現在、市場を手なずけるのに苦労しているが、中国は経済成長率さえも思い通りに操ることができる」とした。
ドイツ経済界の代表も中国経済の成長鈍化を冷静に見ている。端子台を生産販売するドイツ・フェニックス社の販売担当は「今年の成長率鈍化により、『急ブレーキの跡』が残るかも知れない。しかし、中国の経済計画と構造転換は最終的には我々の助けとなる」とした。
国外の大企業が中国で大量の資金を投じ、新工場を建設する中、多くの中小企業も中国経済の成功に賭けている。中国青年報が報じた。
「人民網日本語版」2012年5月14日