--韓国が欧米とFTAを取りまとめる中、日本の行動が遅れており、日系企業の競争力の低下につながっています。
瀬口氏:韓国のサムスンや現代自動車等の企業は、多くの部品を日本から輸入している。サムスンの部品の約3分の1は、日本からの輸入だ。米韓FTAを例とすると、米国が韓国車にかける関税は、日本車を2%余り下回っている。これが日本自動車メーカーに与える影響は大きく、懸念が広まっている。
また韓国が日本から多くの部品を輸入していることから、日本製の部品にかけられる関税が引き下げられれば、韓国国内の産業が大きな影響を被る。これは韓国が日韓FTAに反対する理由の一つだ。
日系企業はFTAに期待をかけている。日系企業にとって、これは中国市場開拓の絶好の機会であり、自社の競争力を高めることができる。
「人民網日本語版」2012年5月15日