中国商務部が5月15日に発表した最新データから、2012年4月、中国への海外直接投資(FDI)は実行ベースで前年同期比0.74%減の84億100万米ドルだったことがわかった。これにより2011年11月以来、中国のFDIは6カ月連続のマイナス成長となる。16日付中国証券報が伝えた。
統計によると、1―4月、中国のFDIは前年同期比2.38%減の378億8100万米ドルだった。
商務部の沈丹陽報道官は15日の定例記者会見で、「中国の実行ベース外資導入額がマイナス成長し続けている背景には、主に2つの内外要因が存在する。一つに、世界経済の成長が全体的に力不足であり、クロスボーダーの直接投資が大きな影響を受けていること。そして、国内の要因としては、生産要素コストが上昇するにつれ、中国の経営コストのメリットが弱まっていることが挙げられる」と説明した。
「中国証券報」より 2012年5月16日