年内2回目の預金準備率引き下げという好材料を受け、今週初めの2営業日のインターバンク市場は資金面で大幅な改善が見られ、各種金利が連続して低下している。うち、7日物レポ金利(加重平均)は過去2カ月以来の最低水準を記録した。16日付中国証券報が伝えた。
データによると、5月15日、インターバンク市場での債券レポ取引において、主流取引品種のレポ金利はそれぞれ先週の金曜日(5月11日)に比べ、翌日物が41ベーシスポイント(BP)低下の1.87%、7日物が36BP低下の2.84%、14日物が55BP低下の2.86%となった。うち、7日物レポ金利が3月13日以来の最低を記録した他、翌日物レポ金利は2%を割り込み、2011年4月の低水準に迫った。
ディーラーは「中央銀行が先週末に年内2度目の預金準備率引き下げを発表して以降、市場の今後の資金面に対する楽観的な予測は明らかに強まっており、金利の急速な低下を後押しした」と話す。
「中国証券報」より 2012年5月16日