中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は5月16日、第37回証券監督者国際機構年次総会の席で、「中国人民銀行は中国証券監督委員会とその他の監督・管理機関と連携して、これまで通り変わらず、資本市場の改革・発展を支援し、資本市場の安定的発展のために良好な金融環境を提供する」と述べた。政府債先物・商品オプション・金利スワップなどの金融ツールの開発に積極的に取り組むとした。17日付中国証券報が伝えた。
周小川総裁は良好な金融環境の提供に向けての措置について、次のように述べた。
一方で、債券市場の発展に努め、資本市場の全面的な開放を促進する。クロスボーダー上場投資信託(ETF)をタイムリーに導入し、適格海外機関投資家(QFII)と人民元適格海外機関投資家(RQFII)の投資枠を徐々に拡大する。経営機関の積極的な海外進出を支援し、資本市場の運営効率を絶えず高めていく。