今月31日より、中国ガソリンスタンドでお馴染みであった#90、#93、#97ガソリンが歴史の舞台から姿を消し、調整後の#89、#92、#95が新たに登場する。北京は全国に先駆けて、第5段階ガソリン・ディーゼルオイル地方基準「京?基準」を実施し、アップグレード後の「京?基準」の主要指標は「ユーロ?」基準と一致し、排出削減を実現する。北京晨報が伝えた。
◆国際基準に合わせた調整
北京市ガソリンスタンドで提供されているガソリンのナンバーは現在、#90、#93、#97の3種類となっている。第5段階ガソリン・ディーゼルオイル地方基準の実施後、現在のナンバーは「アップグレード版」により代替され、すなわち#90は#89に、#93は#92に、#97は#95に変更される。現行の「京?基準」と比較して、「京?基準」は硫黄含有量の上限値を1キロ当たり50グラムから10グラムに切り下げ、自動車用ガソリンのマンガン含有量を1リットル当たり0.006グラムから0.002グラムに切り下げる。
中国石油天然ガス集団(CNPC)石油化工研究院の付興国副チーフエンジニアは、「欧米諸国には#97がなく、最も高くても日本の#96であり、今回は国際基準に合わせた調整となった。調整後、北京のガソリン商品基準は、欧米とほぼ一致することになる」と指摘した。