中国鋼鉄工業協会副秘書長で、チーフアナリストの遅京東氏は先日、中国鉄鋼業の売上高利益率は近年低下し続けており、既に2007年の7.26%から2011年には2.42%まで落ち込み、全国工業業種における最低水準となっていると述べた。22日付中国証券報が伝えた。
遅氏は河南省済源市で開催された「2012年中国金属製品業技術情報交流会」で上記のように述べた。遅氏は「鉄鋼価格が低迷し続けている要因は様々だ。外部環境から言えば、中国鉄鋼業の原材料の対外依存度は比較的高い。しかしながら世界3大鉄鉱石大手が原材料価格の主導権を握っており、利益が世界の資源大手に集中している」と指摘する。