海峡両岸関係の平和的発展の動き

海峡両岸関係の平和的発展の動き。

タグ: 海峡両岸

発信時間: 2012-05-23 10:44:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

林国本

このところ、海峡両岸関係の平和的発展の動きが目立ち、人々の間では、60年来最良の時期にある、と言われている。そして「台独」に反対し、「92共通認識」を踏まえて、経済、文化の面での交流がますます盛んになっている。同じ中国人であるのだから、お互いに中華振興のために力を合わせて行こう、というコンセンサスが交流の中ででき上がりつつある。

日本のある経済評論家は、中国の国内フライト便に乗って、台湾から来ているビジネスマンの多いことにビックリしているが、日本の経済ジャーナリスト財部誠一氏はその著書「勝者の思考」で、中国の大陸部と台湾との経済交流の発展ぶりについて独特な見解を示している。台湾のある学者もテレビで、「今までやれ『独立』だの、『脱中国化』などと言っていた連中も、大陸部で事業を興して、どんどんおカネを儲けてからは、ドクリツのドクの字さえ口にしなくなり、『独立』を主張している連中にも献金しなくなってしまった、と語っている。中国大陸部の高度成長により、中国はすでにGDPで世界2位となり、これからさらに成長しようとしている。そして世界の大企業がわれ先にと中国に投資しに来ており、北京、上海、天津、重慶には諸外国の大企業が次から次にと進出しており、今や中国は世界最大の発展途上国としてますますその存在感を大きくしている。

中国沿海部だけでなく、江蘇省にも台湾業者が進出しており、そのうちに河北省、中・西部へも進出する兆しがある。

中央テレビ(CCTV)のチャンネル4は毎晩「海峡両岸」番組をオンエアしており、翌朝にはそれを再放映している。この番組を通して台湾の人たちの暮らしぶりを知るとともに、台湾同胞たちのさまざまな考え方を知ることもできる。そして毎回台湾の学者、評論家が登場しているので、台湾の民意、民情を知る上で大いに参考になる。

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