◆第2四半期、重要プロジェクトの承認ペースがさらに加速
「2012年3月以来、国家重要投資プロジェクトの承認のペースが加速していることは、紛れも無い事実である」と発改委投資研究所研究員で中国投資協会の張漢亜会長は述べた。
2012年4月、黒龍江省撫遠県、新疆石河子市、甘粛省慶陽市、重慶市江北区などの空港建設プロジェクトのフィージビリティ・スタディ報告書と事業計画書が発改委インフラ産業司の批准を得た。この前の四川省稲城亜丁、貴州省凱里黄平、湖南省衡陽南岳、海南省海口美蘭国際空港のフィージビリティ・スタディ報告書と事業計画書が批准されて以来、2012年、発改委は再び一連の空港プロジェクトを承認した。
発改委の水力発電プロジェクトの承認のペースも加速している。先週、大唐グループは、発改委が同グループの過去最大規模の水力発電プロジェクトである「雲南観音岩水力発電所プロジェクト」を承認したと発表した。プロジェクトの設備容量は300万キロワット、年間の発電量は120億6800万キロワット時である。
東興証券がまとめたデータによると、発改委のプロジェクト承認の加速化傾向が明らかである。4月、発改委が承認したプロジェクトは328件で、2011年同期の173件を遥かに上回る。現在の状況から見て、批准プロジェクトの多くは、水利建設、道路建設、省エネ・環境保護、技術革新のプロジェクトに集中している。業界関係者は、1―4月の主要経済指標が芳しくなかったため、第2四半期の重要プロジェクトの承認ペースはさらに加速するだろうと見ている。