中国社会科学院は22日午前、「2012年日本経済青書」を発表した。青書は「中日二国間貿易が高水準で横ばいを維持している状態は、いまだ根本的な変化を見せていない。この現象は、中日貿易関係の成熟化・安定化を示す一方で、中日貿易関係が疲弊期・停滞期に差し掛かったことを反映している」と指摘した。
青書は次のように指摘した。
中日貿易は安定的かつ健全な発展状態にあるものの、その成長率は、中国対外貿易総額の成長をはるかに下回っている。2001年?2011年の11年間、中日貿易の成長率は対外貿易総額の成長率を下回り続けており、中国と米国・欧州・韓国の貿易成長率と比べるとその差はもっと大きい。このため、中国貿易総額に占める中日貿易の割合は、1996年には21%だったのが、2001年には17.2%、2010年には10.02%、2011年には一桁台の9.4%と、下降の一途をたどっている。