中国交通運輸部の何建中報道官は、24日の定例記者会見で、国内の景気減速の影響を受け、中国の港湾貨物取扱量の伸びが鈍化したことを明らかにした。2012年1―4月、一定規模以上の港湾の貨物取扱量は前年同期比7.5%増の30億9000万トンで、伸び率は昨年同期に比べ7.5ポイント鈍化した。一定規模以上の港湾のコンテナ取扱量は同8.4%増の5417万TEU(20フィート標準コンテナ換算)で、伸び率は昨年に比べ5.6ポイント鈍化した。25日付中国証券報が伝えた。
交通運輸部は、上半期、道路・水路の輸送量、港湾貨物取扱量の減速傾向が続くと予想している。一方で、何建中報道官は「金融政策の調整に伴い、固定資産投資の減少幅は徐々に小さくなることが見込まれ、構造調整の秩序ある推進は、投資を水運建設と西部地域へと導くだろう」と分析している。