財政経済の評論家・コラムニストの葉檀氏は、「中日間の貿易は米ドルを仲介として決済が行われており、決済手続の費用を支払う必要があった。だが人民元と日本円との直接交換が行われるようになれば、輸出入業者は一連の手続費用が不要になり、貿易コストが低下する」と指摘する。
葉氏によると、人民元と日本円との自由交換は、人民元国際化実現のための一歩だ。人民元と日本円との自由交換により両国間の取引費用が確実に低下し、両国間の貿易も促進されるという。
ある市場アナリストの分析によると、中日両国間で人民元と日本円との直接交換が実現すれば、毎年約30億ドルの手続費用が不要になるという。