中国政府は第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)の中で、サービス産業の大発展の推進を、産業構造の最適化やグレードアップに向けた戦略的重点に据える必要があることを明確にうち出した。中国のサービス産業は発展に向けて巨大な潜在力を秘めている。われわれはサービス分野のさまざまな改革を深く推進し、サービス産業の対外開放を積極的に拡大し、サービス産業の構造の最適化に力を入れ、サービス産業の発展にプラスとなる政策的環境作りに努力しなければならない。
現在、世界経済の復興には曲折や困難が横たわっている。国際社会は手を携えて、サービス貿易の自由化や利便化をともに推進し、国際的なサービス貿易の発展を促進する必要があり、世界の力強い成長、持続可能な成長、バランスの取れた成長を実現するために有力な支援をうち出す必要がある。そのために次の4点を提起する。第一に、(世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉である)ドーハラウンドを加速的に推進し、サービス貿易の自由化プロセスを促進すること。第二に、サービス貿易の監督管理をめぐる協力を強化し、より利便化された政策的環境を創出すること。第三に、ハイテク技術とサービス産業との融合を加速し、サービス貿易のイノベーションと変革をともに推進すること。第四に、発展途上国の訴えに関心を払い、グローバルサービス貿易のバランスの取れた発展を促進することだ。