株式会社セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO
株式会社セブン-イレブン・ジャパンの井阪社長は「中国網」の取材に対し、日本のコンビニ業界トップとして、同社が近年、海外市場の開拓に力を入れていることを明らかにした。中国市場をはじめとするアジア市場は海外戦略において極めて重要な位置を占めており、同社は中国7都市に6721店舗を保有するなど急成長を見せている。共働きの家庭が多いという中国の特徴は、「便利・速い」が最大の強みであるコンビニ市場の巨大なニーズを作り出している。セブン-イレブンは日本市場で行ったと同じように、中国市場でも一地域に集中的に出展するという方式で物流コストを抑え、ブランドイメージを高める。
「安心、安全な食品の供給は基本的なこと」とする井阪社長は、消費者のニーズに応じて品質の保証された、選択の幅のある商品を絶えず開発することを目指していると強調。また、コンビニの発展を通して雇用を拡大し、消費主導型の経済モデルに転換するという中国のニーズに応えたい考えを示した。