同担当者によると、現在長江デルタにおいて個人資産が600万元以上の高所得者層は93万8千人に達している。長江デルタ地域の人口を1億5600万人として計算すると、451人に1人が千万富豪、7500人に1人が億万富豪ということになる。ちょっと外出するだけで、何人もの千万富豪とすれ違っているかもしれないのだ。
千万富豪は主に(1)企業家(2)不動産投機家(3)プロの株投資家(4)エリートビジネスマン--の4つのタイプに分けることができる。うち、企業家が全体の50%、不動産投機家が15%、プロの株投資家が20%、エリートビジネスマンが15%を占める。不動産投機家の資産のうち90%が投資不動産によるもので、ほとんどが10年前から不動産投機を始めている。
長江デルタにはこのほか、価値あるブランドが多数存在する。同担当者によると、本部を長江デルタに置く企業のうち、価値の高い民間ブランドは上から、タオバオ(320億元)、娃哈哈(280億元)、蘇寧電器(165億元)の順となった。