企業:毎年約30億ドルの手数料を節約
中日両国の貨幣直接取引実現後は、貿易コストや為替リスクを減少させるだけでなく、日本企業の人民元に対する認識や保有欲を高める。日本貿易振興機構の統計によると、2011年の中日貿易額は3449億元に達する。これまで中日貿易の決算はドルで行われていたが、両国貨幣の直接取引によって今後は30億ドルの手数料が節約できる。
個人消費:日本旅行や留学のコストが減少
人民元と円の直接取引は、留学生や国民にとっても朗報だ。日本旅行をするときなど、手元の人民元を円に交換するときにメリットとなる。ドルを介さずに交換すればコストを1%抑えることができるのだ。日本へ留学する学生も、手数料が節約でき、為替リスクを低減させることができる。