中国商務部は4日、公式サイトで『機械・電気機器とハイテク製品十二・五(2011-2015年)発展計画』を発表した。『計画』では、「十二・五」期の機械・電気機器貿易額の年平均伸び率が10%、「十二・五」末の機械・電気機器貿易額が25兆米ドルになるとの見通しが示された。5日付中国証券報が伝えた。
『計画』で、「十二・五」期の機械・電気機器輸出において、製品品質と技術水準が一層向上するとされている。戦略的新興産業の国際化発展が促進されることを背景に、一般貿易における輸出に占めるハイテク製品の比率はさらに大きくなる。輸入における投資財、消費財と中間投入財の比率と輸入製品の構造がより合理的なものとなり、ハイテク製品の機械・電気機器輸入におけるウェートが徐々に高くなる。
また、輸出市場の多元化が進むと見られる。市場構造が従来の市場を主するものから多元化したものへの転換を推進する。欧・米・日という従来の市場を維持しつつ、新興市場の開拓に注力し、発展途上国及び新興国市場への輸出が輸出総額に占める割合を40%まで引き上げ、発展途上国及び新興国市場向け輸出の増加額が輸出全体の増加額に占める割合を65%以上まで引き上げる。