6月1日の欧米株式市場の大幅下落、中国国内の経済見通しが望ましくないことを受け、4日の上海・深センA株市場は大幅な下落となった。上海総合指数は2.73%下落し、2012年最大の下げ幅を記録した。5日付中国証券報が伝えた。
1日に発表された米国の雇用統計が予想を大幅に下回り、欧州の多くの国の経済指標でユーロ圏の景気回復が遅いことが示されたことにより、欧米株式市場は大幅に下落、ダウ平均株価は年内最大の下げ幅を記録した。この影響を受け、4日のアジア太平洋株式市場は全面安となり、香港ハンセン株価指数は2.01%下落、日経平均株価は1.71%下落、韓国総合株価指数は2.80%下落、シンガポール海峡タイムズ指数は1.70%下落した。