過去のA株投資に関する公開資料はほとんどないにも関わらず、講座を開講し、書籍を出版し、A株に関する意外性のある発言をし、多くの追随者を集めている人物がいる。ジム・ロジャーズ氏がその一人だ。同氏はこのほど新書を上梓し、中国株式市場の今後を予測、「4－5年内に、中国株式市場は6000ポイント台に戻る」と述べた。華西都市報が伝えた。

　◆中国株を売らない

　中国証券報の報道によると、ロジャーズ氏は先週末に北京で開催された新書発表会において、「中国株は買うだけで売らない」と発言した。

　ロジャーズ氏は、「中国で、1999年、2005年、2008年10月の3回に渡り株を購入した。1999年に購入した中国株の一部は、少なくとも10倍の価値に膨れ上がっている。中国株は買うだけで売らず、娘や孫に残す」と語った。

　ロジャーズ氏は昨年末、「中国のA株は購入しない。現在、中国のA株はB株より高いからだ。海外ではA株はその他の株より安めだ」と述べた。