国際決済銀行(BIS)が先日発表したデータによると、5月の人民元実質実効為替レート指数は109.72で、4月に比べ2%上昇し、1994年に国際決済銀行が同データの公開を始めて以来最高となった。アナリストは「人民元実質実効為替レート指数が最高を更新したことは中国の輸出に圧力をもたらす」と指摘した。18日付中国証券報が伝えた。
米ドル指数の大幅な上昇は5月の人民元実質実効為替レートの上昇の主な要因である。5月、米ドル指数が5.49%上昇した。米ドル指数の上昇と同時に、人民元対米ドルレートも下落傾向を辿っていたが、下落幅は0.9%と小さかった。一方で、同月の人民元対ユーロレートは5.52%の大幅上昇となった。