中国財政部が6月15日に公表したデータによると、2012年1―5月、国有企業の利益総額は8301億3000万元で、前年同期比10.4%減となった。また、5月の国有企業利益は4月に比べ11.8%減少した。18日付中国証券報が伝えた。
データによると、1―5月、中央企業(中央政府直属の国有企業)の利益総額は5807億3000万元で、前年同期比7.8%減、5月は4月に比べ16.3%減少した。1―5月の地方国有企業の利益総額は2494億元で前年同期比16.1%減、5月は4月に比べ1.9%減少した。
収益力を反映する指標を見ると、1―5月、国有企業のコスト総額は15兆5055億8000万元で、前年同期比12.9%増だった。うち営業コストは同12.7%増、販売費用、管理費用、財務費用はそれぞれ12.2%、9.8%、35.9%増だった。売上純利益率は3.7%で、同1.1ポイント低下。純資産利益率は2.4%で、同0.7ポイント低下。コスト費用利益率は5.4%で、同1.4ポイント低下した。
1―5月、利益の前年同期比増加幅が比較的大きい業種はタバコ、自動車、商業・貿易、郵便・電信通信業などである。利益の前年同期比減少幅が比較的大きい業種は非鉄金属、化学工業などである。
「中国証券報」より 2012年6月18日