資本項目の全面的な開放を待たなければ、人民元の国際化が実現されないのか。同フォーラムの参加者は、それぞれ異なる意見を述べた。
英司法省の元司法相、労働党金融スポークスマンは、「資本項目の開放、人民元の全面的な兌換自由化は、人民元国際化の前提条件になるとは限らない」と語った。
ボアオ・アジア・フォーラム国際コンサルティング委員会の龍永図委員もまた、「資本勘定が開放されなかったとしても、人民元の国際化は推進される。推進を下支えする需要が存在し、人民元の国際化が進められている。資本勘定が完全に開放されなかったとしても、人民元国際化の推進が妨げられることはない」と指摘した。