大和総研の報告では「中国経済は全体的には尚も減速し続けているが、固定資産投資を除き、工業生産・小売市場・輸出貿易は共に回復の傾向にある。製造業購買担当者指数(PMI指数)は4カ月連続で上昇しており、3月には50%の大台を超え、53.1%に達した。特に注目されるのが、銀行の貸付放出の増加幅が明らかに上昇していることで、金融の好材料となっている。下半期の中国経済は緩やかになるものの、強力な回復傾向を見せ、成長を保つことが予想される」との見方を示した。
みずほ銀行の投資調査報告は「下半期に突入し、政策効果が徐々に現れ始め、数字は少しずつ上昇するだろう。中国の2012年通年の経済成長は7.5%の予測を上回ると見込まれる。世界全体で見ると、中国経済は依然、速い発展を保ち、今後も世界経済の牽引力となるだろう」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月20日