廃車リサイクルの問題が深刻化していることを受け、中国工業情報化部は、関係部門と強制基準の検討に入ったことがわかった。関係責任者によると、工業情報化部は自動車リサイクル事業の促進に更に力を入れ、関連の強制基準を制定し、自動車メーカーに設計段階で廃棄時のリサイクル問題を考慮するよう促す。
中国汽車流通協会の専門家は、国内の自動車工業の急成長、自動車保有台数の大幅増加に伴い、廃車の台数も年々増えていると話す。2011年の中国の個人の自動車保有台数は1億台、廃車台数は400万台に上り、2020年には廃車台数が1400万台に達する見通し。国務院は2001年に『廃棄自動車回収管理弁法』を公布し、廃車リサイクル事業は法制化の道を歩み始めた。ところが、既存の規定は自動車部品の再製品化のニーズと合わなくなっており、回収・解体企業の経営にある程度の影響を及ぼしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月4日