中国工業情報化部が7月4日に発表したデータによると、5月の電子情報産業の国内販売の前年同期比伸び率が4月より3ポイント拡大、輸出額の伸び率が4月より0.7ポイント拡大した。電子情報産業が、安定的な成長に向かいつつある。5日付中国証券報が伝えた。
1−5月、電子製造業の付加価値額は、前年同期比13.1%増となった。売上高は、同11.2%増の3兆1724億元に達した。中でも、5月の付加価値額と売上高の伸び率はそれぞれ4月より1.9ポイント、1.6ポイント拡大した。
一方で、業種全体の利益伸び率が縮小している。1−4月の業種全体の利益は前年同期比28.0%減で、伸び率は第1四半期より5.7ポイント縮小、前年同じ時期より47.5ポイント縮小した。業種全体で赤字企業が4728社に達し、全体の28.5%を占めている。赤字企業の赤字額は前年同期比82.4%増となった。業種全体の利益率は2.4%にとどまり、前年同じ時期より1.3ポイント縮小し、工業全体の平均利益率を3ポイント下回った。