中国石油化学工業連合会が発表した5月の業種景気見通し報告によると、投資が拡大しているにもかかわらず、石油化学工業の成長率が鈍化し、同業種の景気後退圧力が強まっている。一方で、大口商品や原材料の価格低下により、同業種のコスト上昇傾向が抑制されたと指摘されている。4日付中国証券報が伝えた。
5月末現在、石油化学工業の一定規模以上の企業(年間主要業務売上高が2000万元以上の企業)が2万6688社に達した。同月の総生産額は前年同月比8.4%増の1兆300億元だった。伸び率は5月より2.4ポイント縮小した。