世界知的所有権機関(WIPO)は3日、ジュネーブで「世界イノベーション指数2012年版」を発表した。今年のトップ3は昨年と同じ結果となり、スイスがトップに立ち、2位はスウェーデン、3位はシンガポールだった。中国香港は8位、中国大陸は34位。
トップ10には欧州から7カ国、アジアからはシンガポールと中国香港の2地域、米国がランクイン。昨年と比べると、中国香港と米国は大きく順位を落とし、アイルランドはカナダに代わってトップ10入りした。カナダの順位低下は、イノベーションの投資と創出が減少したことによるもの。また米国については、教育、人的資源、イノベーション創出などの不足が順位低下につながった。
「イノベーションの効率」という指標で、中国はトップに立った。2位から4位はインド、モルドバ、マルタ。また報告は、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)のイノベーション能力への注目と期待を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月4日