国連貿易開発会議(UNCTAD)が作成した「2012年世界投資報告」がこのほど北京で発表された。それによると、2011年に東アジアと東南アジアが導入した海外からの直接投資(FDI)は再び過去最高を更新し、大陸部と香港地区のFDI導入額もそれぞれ新記録を達成した。「人民日報」海外版が伝えた。
同報告によると、大陸部が11年に導入したFDIは過去最高の1240億ドルに達し、香港地区の同導入額も過去最高の830億ドルに達した。
導入額が増加したのと同時に、大陸部が導入するFDIの構造にも新たな現象がみられ、サービス業が導入したFDIが製造業を初めて上回った。UNCTAD投資・企業部のセン暁寧部長は同報告の発表会で、こうした現象はサービス分野に流入するFDIが増加し、製造業に流入するFDIが減少したことにより引き起こされたものだと述べた。