2010年、中国の葡萄酒産業の一定規模以上の企業は248社、葡萄酒企業トップ30社の葡萄酒生産量は総生産量の43.4%を占める。葡萄酒大手の張裕の2011年の売上高は前年同期比21%増の60億3000万元だった。同じく葡萄酒大手の中粮長城の売上高は前年比18.6%増の36億9300万香港ドルだった。
『計画』の目標からすると、葡萄酒大手は「十二・五」期間中の速い成長が期待できると業界は見ている。『計画』の要求によれば、張裕は少なくとも現在の20%前後の成長率を維持することで、「十二・五」期間末に売上高が100億元に達する。一方、長城は成長率を更に引き上げる必要があり、市場の拡大の他、買収・合併なども規模拡大の手段となると見られる。
「中国証券報」より 2012年7月9日