中国財政部の公式サイトは11日、2011年の中央公共財政収入が5兆1327億3200万元で、予算を11.9%上回ったと発表した。このうち個人所得税が予算を16.4%上回る3633億700万元に達した。都市部住民の可処分所得が目標を上回ったため、個人所得税の収入が増加した。中国経済網が伝えた。
2011年の中央公共財政収入は、予算を11.9%上回る5兆1327億3200万元(前年比20.8%増)に達した。さらに中央予算安定調節基金から1500億元が回され、総収入は5兆2827億3200万元に達した。第11期全国人民代表大会第5回会議で報告されたデータと比較して、中央公共財政収入は21億1700万元増加した。これは最終調整期間に、一部の特別項目による収入や行政事業性収入等、非税収入が増加したためである。
主な税収のデータは下記の通り。
(1)国内付加価値税:予算を4%上回る1兆8277億3800万元。
(2)国内消費税:予算を6.7%上回る6936億2100万元。
(3)輸入貨物の付加価値税・消費税・関税:予算を20.4%上回る1兆6119億5400万元。輸入額が予想を大きく上回ったため。
(4)輸出貨物の輸出税還付(増値税、消費税):予算を15%上回る9204億7500万元。輸出額が予想を大きく上回ったため。